仕事内容
主に保険請求に関する業務を担当しています。中でも診療報酬のとりまとめは重要です。医療機関は月に一度、患者ごとに明細書を作成し、医療保険制度の運営・実施を行う事業体へ提出することで診療報酬を請求しています。附属病院では毎月多くの患者を診療しているので、請求の根拠となる件数や金額を適切に管理しなくてはいけません。医療費のうち患者が負担する割合は、年齢や所得、公費負担制度の種類によって異なるため、正しい知識を持って一人ひとりの請求金額を確認する必要があります。また、救急車やヘリコプターでの患者搬送時の事務対応にあたることもあります。
働く中での気付き
大学職員の業務は学生や教員とのやり取りがメインだと考えていたので、現在の部署に配属され、医療従事者や来院患者との関わりの多さを意外に感じました。当初は医療事務に関する知識が全くありませんでしたが、先輩方の丁寧な指導のおかげで日々理解を深めながら業務を行うことができています。医療事務の知識以外にも、外国人患者へ対応するための英会話スキルも必要とされるので、学内で行われる語学研修に参加して能力の向上に努めています。
MOVE!な瞬間
日々の業務の中で自身の成長を感じられると、達成感を覚えるとともに、さらなる向上心が生まれます。業務の一つに請求書の内容と管理しているデータを照らし合わせて確認する作業があるのですが、配属当初は時間がかかった上に、差異を見落とすこともしばしばでした。しかしその都度ミスの原因を洗い出し、業務の要点を再度学び直すことで、1年経った今は以前より早く、確実に業務を行うことができています。こうした積み重ねが、信頼される職員になるための第一歩です。